コロンビアで日本人学生が殺害された事件について

先月、コロンビアで世界中を旅行中の日本人学生が殺害された。

公園でパソコンを操作中だったという。

パソコンと携帯を奪われたため、追いかけ犯人に殺害された。

海外事情にちょっとでも詳しい人たちは一様に驚いたと思う。

事件について?

ではなく、治安が悪いコロンビアの公園でパソコンを操作するということに。

それは、どうぞパソコンを盗ってください、
と言っているのと同じだからだ。

日本と比べて貧しいコロンビアでは、
パソコンと言えばとんでもない高価なもの。

それが目の前に。

コロンビアと言えばオリンピックが行われたブラジルより治安状態は悪い、と言われる。

治安が悪いだけではなく、つい最近まで内戦状態だった。

そんな国の公園でパソコンを操作するということは、
犠牲になられた方には申し訳ないことだけど、
”どうぞパソコンを盗ってください”と言っているようなもの。

しかも、盗られたあとに犯人を追いかけることは、
絶対にやってはいけないこと。

それは政府がブラジルオリンピックを観に行く人たちに再三警告していたことだ。

犠牲になられた学生はコロンビアに行くまでに、
いくつかの国を回ってこられたという。

それらの国の治安はきっとよかったのかかもしれない。

それできっと気が緩んだのだろう。

海外へ一人で行く方は本当に治安に気を付けなければならない。

日本ほど治安が良い国はないのだから。

僕の経験は研修でメキシコへ行ったとき。

いろいろな国から来た研修生と一緒に、夜、食事に出かけた。

食事前にみんな酒を飲む。

その席にマリアッチのバンドがやってきた。

僕はチップを渡そうと財布を取りだした。

すると、

アルゼンチンから来ていた同僚の男が、
あわてて僕の財布を両手で覆い隠した。

そして、

「お前は馬鹿か、こんなところで財布を出して!」

きょとんとしている僕に、
続けて、
「あいつらに財布の中身を見られたら、
お前はこのレストランを出た瞬間に死体になるぞ!」

日本と外国の治安状態の違いを学習した瞬間だった。

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